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    【保健医療学部】< 看護学コラム >

    『私の目指すナース像』

    目指そう - 明るく機敏で気品・謙虚さがあり尊敬される人

     

    【2021年4月14日】

    数年前の夏のある病室で

    医師である友人が骨盤穿刺の検査目的で入院したときのこと。検査は4時半からの予定でした。

    私は、講演のための資料作りのため、依頼されてパソコンをもって病室を訪ねていました。2時頃、1人の新人看護師がいきなり術衣とストレッチャーを持って部屋に入ってきて、「○○さん、前の患者が早く検査が終わったので、今からレントゲン室に検査に行くので術衣に着替えてください」というのです。友人は「あれ、4時半からの予定ではなかったの?まだ家族も来ていないのだけど・・」と、戸惑い納得できない様子。看護師は患者の様子にはおかまいなく「注射をしますね」と、慣れない手つきで検査前の皮下注射を!!「痛いなー。これなんの注射?」、「ソセゴンとアタPです」「血圧をはかります」と続いた。

    友人は怒りとストレスで血圧が160mm/Hgまで上昇。私は、すかさず「○○先生、落ち着いて、はい、息を吐いてー。深く吐いてフー。もう一度、吐いてーフー・・」と、吐く呼吸を繰り返えさせ、血圧が落ち着いたところでどうにか検査室に向かうことができました。

    ナースを目指すみなさん!! この事例をどう思いますか。時間の変更なんてよくある光景かもしれません。しかし、私は違う、そんな関りはしない、と思ってくれる人も多い筈。ナースの仕事をするのは楽しみですか? 今、何を考えて、どんな勉強をしていますか? これからどんなことが学びたいですか?

    今回、ナースを目指す皆さんに私が期待したいこと(これまでの大学での見聞から学んだこと)を話してみたいと思います。そして看護の素晴らしさを共感できれば嬉しいです。

    1.ナースの新しい3K

    かつて、看護の仕事は「汚い、きつい、危険」の3Kと言われてきました。病院は汚いところ、過重労働で賃金は易くて厳しく、危険な職場と思われていたのです。

    しかし、わが国の看護は発展し、教育は充実してきました。大学教育が主流となり、大学院教育を終えて臨床で働くナースも増えています。また、社会人を経験した看護師も多く、高学歴ナースが増えています。

    このような看護師が働く職場には新たな3Kを作る必要があります。新しい3Kとして「機敏、気品、謙虚さ」を提案します。

    2.3Kを支える4性

    3Kの一つ「機敏」は、行動だけではなく機敏に相手の反応を読み取り、瞬間的に頭を働かせて、必要なケアを判断できる「知性」を伴った機敏さです。特に患者のニーズを瞬間的に掴むためには、臨床的直感力を発揮することが求められます。そこには患者の心を感じる力、「感性」が必要になります。


    知性、感性があっても、それを行動に移すためには適した性質・適性があります。それでは看護師に適した性質とは何でしょうか。

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    明るさ、素直さ、器用さ、相手に好感を与える笑顔や姿勢・態度が自然に出せること、この様な性質が適している性質といえるでしょう。「適性」には、そのもとになる「品性」が必要になります。


    品性は、人間に最も大切な性質です。品性を培うためには真摯な心を持つことです。子どもの時の様に常に純粋で、偽りがなく、真っ直ぐに生きる心から品性は生まれます。

    品性を高めるためには、自分の心に「いやしさ、ねたみ、偽り、恨み、疑い」などの心を宿らせないことです。全ての自分の周りにおきる出来事をポジティブにとらえ、「自分が耐える力があるから、この試練はあるのだ、絶対のりこえることができる筈だ」と前向きに捉え、結果がどうであれ「すべてこれで良かった」と肯定する心。肯定することで心は癒され、他人をねたんだり、恨んだりすることなく、その後の時間がゆったりと流れ、心の安寧が得られます。そのような時間を持つことで、心を豊かにすることができます。

    感性・品性を高めるために

    知性は学習で伸ばせますが、感性・品性を高めることは容易ではありません。

    生まれ育った環境の影響は大きいのですが、美しいものに触れ、感動することで、心を磨くことができます。誰もが音楽や絵画、詩など芸術にふれたとき、心が澄みきってくるのを感じた経験があるでしょう。

    芸術の世界、そこには人生の様々な苦悩や悩み、喜びや感動、愛などがちりばめられています。それらに向き合うとき、本当に生きている価値を感じることができ、謙虚な心になれます。感動する体験を多く持ちたいものです。

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    看護者として生きる喜び

    プロの看護師として患者の前に立つ時、私たちは、鏡の前に立ち止まり、自分がどんな印象を患者に与えるかを考える必要があります。

    化粧は派手すぎないか、髪は乱れていないか、爪はのびていないか、白衣は常に清潔かなど、毎日チェツクしましょう。

    自然にそれが身につくまで。そして、いつも自信を持って患者のベットサイドに行きたいものです。

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    看護は人間を成長させてくれる素晴らしい職業です。私が名誉教授を頂いた東邦大学の創設者である額田晋先生はその書「自然・生命・人間」のなかで「人のためということは自分のためであり、自分を完成するということは他人のためでもあるのだ」と云う言葉を残しています。ナースは何よりも常に「患者目線」で生きていきましょう。白衣を着て看護者として患者の傍らにいるとき、何とも云えないほど気高い気持ちになれます。何と幸せなことでしょうか。自分のことよりも患者さんを中心に考えることが、逆に自分の心を豊かにしてくれるのです。

    患者の心を感じ行動できるナースを目指す

    看護の看の字は、手と目と書きます。看護は手と目でするものなのです。このことは看護の仕事には如何に観察する力が大切であるか、そして痒いところ、痛いところにさっと手を出すことができることが必要であるかがわかります。
    未来のナース像は、新しい3Kと4性を身につけて、専門職として病院だけでなく、すべての場における健康支援者として自立した尊重される存在でありたいと願っています。


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