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    【教育学部】恫喝力よりも指導力を!

     

    【2021年6月29日】

    学生たちには「支援員」やボランティアとして学校の現場に入らせていただくように、強く奨めています。現場に出向くと色々な子どもたちとの出会いがあって、本当に貴重な経験ができるからです。


    今回は小学校1年生のクラスに支援員として入っている女子学生から、以下のような相談がありました。
    『2時間目の体育が終わった後、Fくんは上履きをキレイにし始めて、3時間目の算数の授業は始まっているのですが、教室に入ろうとしなかったんです。色々と話しかけて何とか教室に戻そうとしたのですが、動いてくれなくて困っていたところ…担任の先生がつかつかとやってきて「何してんの!早う入り!」と一喝したらFくんは教室に戻ったんです。…私は怒るのが苦手で、指導力が無いのかもしれないと思って…』
    とのことでした。

    せっかく貴重な貴重な現場の生々しい経験を積んでいますから、このチャンスを逃してはなりません。以下のように学生に説明をしました。


    さて、「さすが担任、指導力抜群!」………ではありません。これは、『指導力』ではなく「恫喝力」です。
    その子どもが何をしているのか、しようとしているのか、それを確かめもせず、子どもを一喝して、言うことをきかせて、その子が教室に戻ったとしても成長はありません。
    先生が怖いからそれに従っただけで、子どもは主体的には動いていないからです。
    同じことを5年生や6年生の高学年の子どもにもやりますか?(やれる先生はエネルギーの使い方を工夫しないと、相当危ないと思います。)
    そしてこれを低学年からやり続けてしまうから、高学年になって指導不服従とかの要因の一つになるのです。

    この場合F君が上履きをキレイにしようとしていることまで会話ができているということは、頭ごなしに「何してんの!?」ではなく最初の共感はできているのです。(このことが素晴らしい!!!)


    一つの例ですが、Fくんが何をしようとしているのかが分かったら、いよいよ腕時計などを見せながら「長い針が5の所に来るまでに教室に戻れるかな?」とか「長い針がどこに来るまでに終われそう?」などと問いかけます。
    Fくんが自分で「〇〇までに戻るよ!」と決めるようにするのです。
    Fくんが決めたら、「じゃぁ、先生教室で待ってるよ!(笑顔で)」と信じて任せるのです。
    そこでもし上手く戻って来たら、「Fくん凄いね~!先生超うれしいわ~!」とそこを褒めたり共感したりするのです。
    注目した行動が強化されるのですから、Fくんが自分で決めた主体的な良い行動に注目するということです。
    教師に脅かされて行動するのではなく、自分で主体的に考えて行動できるように育むのです。
    もし…約束通り戻って来なかったら…その時は残念ながらまたやり直し!
    面倒くさいですか?


    『指導』とは、目標を決めてそこまで一緒に寄り添って導いていく行為のことですから、どうしても手間暇がかかるのです。



    教育学部 教育福祉学科 百瀬 和夫

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